いすゞ パッカー車 リアハブベアリング交換
更新日:2018/04/06

今回は、パッカー車のリアハブベアリング交換を実施します。

いすゞの8t級パッカー車は、ハブベアリングが軽圧入の為、様々なスペシャルツールを使用して作業を行います!

最初にハブナットを専用工具で外します。

専用のホイールプーラーを使用して、圧入されているベアリングをホイールごと引っこ抜きます!

こんな感じで、ドラムが開放しました!
汚れを綺麗に清掃し、修理作業に入ります!
汚れを綺麗に清掃し、修理作業に入ります!

今回は、ブレーキのカップからのオイル漏れも確認されましたので、シール類を交換します!

ドラムのハブベアリングです。
大きなCリングを外し、インナーオイルシールを取り出します!
大きなCリングを外し、インナーオイルシールを取り出します!

ベアリングをホイールから取り出したら、ベアリングレースを専用のたがねで抜き出します!

取り出した古いベアリングです!
表面に焼き付きの跡があり、グリースの中には細かい鉄粉がたくさんありました!
重い車体を支えている縁の下の力持ちですね!重要なパーツですので定期交換は必須です!
表面に焼き付きの跡があり、グリースの中には細かい鉄粉がたくさんありました!
重い車体を支えている縁の下の力持ちですね!重要なパーツですので定期交換は必須です!

こちらが新品のベアリングです!

こちらは、新しいベアリングレースを打ち込んだ状態のハブです。綺麗ですね!

次にドラムのカップシール交換です。
ライニングユニットを外し、ホイールシリンダーのピストンを取り外します。
ライニングユニットを外し、ホイールシリンダーのピストンを取り外します。

ホイールシリンダーの中にも錆が出ていましたので、細かいペーパーでラッピング処理していきます。

ピストンも綺麗に錆や汚れを落とし、シール交換の準備です。

こんな感じでピカピカです。

ピストンに新しいシール類を取り付けた状態です。

ピストンをシリンダーに戻したら、各部グリースアップを施します。
ブレーキフールドのエアー抜きを行い、カップシール交換は完了です。
ブレーキフールドのエアー抜きを行い、カップシール交換は完了です。

ベアリングにグリースアップを行ったら、ホイールをドラムに戻します!
ここでも圧入による取り付けのため、スペシャルツールのホイールインストールプーラーを使用します!
ここでも圧入による取り付けのため、スペシャルツールのホイールインストールプーラーを使用します!


主軸にアウターベアリングを挿入し、またまた圧入の為、ハブナット締め付け工具でゆっくり圧入していきます!

最後にアウターオイルシールを取り付け、ライニングのクリアランス調整、ベアリングのがたつきチェック、走行チェックを行い作業完了です!
働く車、定期的な点検を確実に実施し、安全に運行しましょう!
ありがとうございました。
働く車、定期的な点検を確実に実施し、安全に運行しましょう!
ありがとうございました。